そしてまた、キミに。
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店に着いて、
予約していたプレゼントを受け取る。
「イニシャルは''Y''と''A''でお間違いないですか?」
「はい」
二人のイニシャルが彫られたリング。
学校でも身につけられるように、それをネックレスにしてもらった。
「ありがとうございました。
幸せな日をお過ごしください」
鞄には入れずに、手に持ったままバイクのエンジンをかける。
「優…喜んでくれるかな」
そう小さく呟き、彼女の反応を想像してニヤけてしまうのを抑えながら、優の待つ公園へ急いだ。
1分でも1秒でも早く会いたくて、いつもは何とも思わない信号がやけに長く感じた。