犬系男子は恋愛恐怖症
しばらくくだらない会話をしながら歩いていた私たち。
ふと前方にカップルらしき2人組を見つける。
あれって…???
「たくみじゃね?」
絢斗が言った。
やっぱり…
「たくみって彼女いたんだねー」
そんな噂聞いたことないから
知らなかったけど、たくみにならいてもおかしくないか。
私には関係のないこと。
「だな~まぁもてるしな」
「うん…」
なんか、もやもやする。
このまままっすぐ進めば私達の存在が
たくみにばれてしまう。
そうおもう頭の中とは反対に
足はどんどん進んでいく。