犬系男子は恋愛恐怖症


しばらくくだらない会話をしながら歩いていた私たち。


ふと前方にカップルらしき2人組を見つける。


あれって…???


「たくみじゃね?」

絢斗が言った。


やっぱり…

「たくみって彼女いたんだねー」


そんな噂聞いたことないから


知らなかったけど、たくみにならいてもおかしくないか。


私には関係のないこと。


「だな~まぁもてるしな」


「うん…」


なんか、もやもやする。


このまままっすぐ進めば私達の存在が

たくみにばれてしまう。


そうおもう頭の中とは反対に


足はどんどん進んでいく。
< 10 / 16 >

この作品をシェア

pagetop