犬系男子は恋愛恐怖症
「絢斗!!!!」
「かわいそうだから一緒に帰ってやってもいいよ」
なにこいつ…
上から目線~
「別に結構でーす」
「嘘だよ帰ろ?」
と私の顔を覗き込む絢斗。
「しょうがないなぁ」
と強がりつつもほんとは帰る相手が見つかって
嬉しい私。
絢斗と帰るのなんてよくあることなんだけどね!
幼稚園のころからおなじで家も隣だった私達。
高校も同じところで家族同然な感じ。
「心奏ー行くぞー」
「はいはーい」
いつもの帰り道でも隣に誰かいるだけで楽しいもんよね~
絢斗は私の歩幅に合わせてゆっくり歩いてくれるから楽。