顔をあげて
トントン

誰かが部屋をノックした。

開けずにそのまま、「礼羅ご飯できたから。」

お母さんだった。私は最近食欲がなく、
「ごめんいらない。」

「礼羅、最近ちゃんとご飯食べてる?」

私は返事ができなかった。

『そういやぁまともに食べてないなぁ…』

私は久しぶりに体重計にのった。
『7キロ痩せてる…』
そのままお風呂に入った。髪を洗うとちゅう手をみたら大量に髪がぬけてる。
急いでお風呂から上がり髪を乾かし鏡をみてチェックする。
『うそっ…』

信じたくなかった。気づかないうちに500円だまぐらいの大きさでハゲていた。
次一樹にあうときばれないといいな。

…次会えるのかな。


あれから一樹とは電話したりメールしたりして連絡はとっていたが、一樹は朝と夕方のバイトが忙しくなかなか会えなかった。






一樹は礼羅の事どう思ってるのかな。
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