顔をあげて
メールを送ってから2時間近く…一樹からの返事はなかった。

だんだん頭も痛くなってきた。

『このまま消えてなくなりたい…』

視界が涙でにじんだ時、後ろから走ってくる音が聞こえた。
ふりむくとそこには息をきらした一樹が汗をたらしてたっていた。


「一樹…」
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