顔をあげて
「一樹、なんで礼羅産まれてきちゃったんだろ。
素直になれず周りを傷つけてばっか。
家でもみんなの視線が冷たくて。。みんな礼羅が邪魔なんだ。

なんだかもう前を向くの疲れちゃったよ。」


一樹は静かに言葉をはっした。

「甘えるんじゃねぇよ。」

『えっ…?一樹?』
一樹は冷めた目をしている。
私はゾクッと鳥肌がたった。
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