最低男との結婚

おやすみ

そして、朝を迎え
制服に着替え
玄関の扉を開けた時



「今からか?」


旦那という名ばかりの
朝帰り男が

女の香りを纏い帰宅したタイミングでの扉開放に

若干、後悔しつつも


「うん、電車の時間あるから」


「電車の時間あるから何?」


「あるから・・・
今から行くんだってば・・」


「ふぅん・・・・」


そう言いながら


出入り口に立ちふさがり
動こうとしない。


横をすり抜けて
外に出ようとするけれど


それすら妨害されて


本当に・・・

この男は、意味が分からない事ばかりする。



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