最低男との結婚
五章:最低男の女性関係

一ヶ月で見えた事

そして、

あっという間に

結婚して、ちょうど一ヶ月目の今日。


隣に寝ている大輔を起こさないように
布団を出て、

物音を立てないように準備をし

今日も、学校へと向かう。

混雑する電車に乗り、

学校に行き、学生らしい生活をし

実家に立ち寄る事もなく

駅へ向かい、

大輔と住む方向へ帰って行く。


けれど・・・・


家に帰っても

大輔がいる事はなく・・・


静まり返った家に入り

着替えると


また、孤独な時間が始まる。



何をするわけでもなく
テレビと向かい合ってるような生活。


食事も常に一人。

寝る時も一人。

けれど、夜中から朝方にかけてでも
きちんと帰ってきてくれる分
救われてる自分もいる。


大輔と言葉を交わすのは

数日に一度というほど

大輔が起きてる時間に私が会えるという事が珍しい。
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