最低男との結婚
私が作った食事で

初めて向かい合って食べる瞬間は

もう少し・・・いい料理作れば良かった


なんて考えてしまうほど

緊張して・・・・



「作んの大変じゃねぇか?」



そんな大輔の言葉に


「う、ううん、全然
そんな・・・うん・・・」



動揺してしまう私。



食事が終わってからも


普段、一緒に時間を過ごすという事がないせいか

緊張してしまい

テレビの内容なんて、まったく頭に入らない。



そして、お風呂上りの大輔は


もう・・・私には


近寄れないほど・・・


頭から滴る雫すらも愛しいと思うほど

本当に・・・


好きで、愛しくて、触れたくて


でも、近づくことができなくて・・・


恋する乙女モード全開すぎる自分が

気持ち悪いと思ってしまうほどだ。




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