最低男との結婚

ゲーム

けど、そんな私を知る由もない大輔は

相変わらず・・・・


「暇だな・・・
ベッド行くぞ」


「は?え・・・?え?」


寝室に強制連行されたと思ったら

含み笑いを浮かべながら


「ゲームするか?」


「ゲーム?」


「あぁ、するのか
しねぇのか、どっちだよ?」


「え、あ・・する・・」


しないって言っても
する事になるくせに・・・。


「じゃー、単純に
じゃんけんで進めるか」


じゃんけん?


一体・・・何を企んでるんだろう・・。



「じゃんけんして、勝った奴が
したい事を言葉にして実行するって事にするか。
んで、負けた奴は拒否する権利なしな?」


・・・いまいち理解ができない。


「意味が分かんない・・・」


「まぁ、していけば分かんだろ。
そんじゃー、始め」


という大輔の言葉で
ゲームは始まった。


ベッドの上に座り
2人で、じゃんけんをしているという

私にとって

また、初体験な出来事だ。

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