最低男との結婚
「私の体を
好きなように・・・」


「へぇ・・・?
うまい言い方考えたもんだ。
まぁ、いいや。
俺もそろそろ限界だし。」


そう言うと
体を包んでいた毛布を投げると

勢い良く
私を押し倒し


きれいな顔で


「おあずけ食らってた分
優しくしてやんねぇからな?」


そう笑うと、


部屋の明かりを消した。



っ・・・・ツ



宣言通り・・・

優しくなんてされなくて・・・

でも、時々


「平気か?」


と、耳元で囁く声が
優しくて・・・



裸のまま抱き合う体温が熱くて

大輔の香りに包まれてる自分が

すごくうれしくて、


首に手を回し抱きついてしまってる私を


「んな、しがみつかれると
動けねぇんだけど・・」


と笑いながらも

振りほどこうとしない大輔の優しさに

また、ますます


好きになっていく・・。
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