最低男との結婚
六章:最低男と離れる勇気

お告げ

そして、そんな日も

女の匂いを纏い

夜中に帰って来ては

普通に私を抱き枕のようにして

眠りにつく男。



そして、それが

うれしくて

つらいのに、離れられない私。



何事もなかったかのように

学校に行き、

また・・・・


孤独の時間を過ごし


何時帰ってくるかも分からない男の為に

料理を作る。



それが、惨めな事なんだという事は

考えなくても

分かっている。


だけど・・・・



それでも・・・・


好きになってくれなくても、



傍にいれればいい。


そう自分に言い聞かせる、もう一人の自分がいる。





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