最低男との結婚

最悪な状況の完成

だから・・・私は、

自分以外の女と大輔が
抱き合った布団を整えて、

何時帰ってくるかも分からない男の為に

ごはんを作り、

帰りを待っている。


そして、すぐ食べれるように

机に料理を並べ

知らない女と抱き合っていた布団に

潜り、眠りにつくんだ。



そしたら・・・・、


夜中には帰って来て

私を抱き枕のようにして

眠りにつく大輔を

見れるから・・・・


愛されたい。


私だけを見てほしい。



そんな独りよがりなワガママは

絶対に口にしたらいけない。


絶対に・・・


期待したらいけない。


一緒にいたいなら

自分の心を殺すしかない。
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