最低男との結婚

分かったような事言わないで

「志保の浮気相手で・・・
木崎の旦那?
はぁ?意味わかんね・・・」


「良治?」


「あー、志保
やっぱ、無理。
よりは戻さない」


「え、でも・・・
考えてくれるって・・・」


「さすがに浮気相手見たら
冷めた。
悪いけど、他あたって。」



本当に、最悪な状況だし・・・



「良治・・・」


「志保、わりぃけど、この金
その男に渡しといて。
木崎、行くぞ」


「へ!?せ、先生!?」


腕をつかまれ

そのまま早足で歩き続ける先生に

必死でついて行くけれど・・・。


なぜに私が

先生に引っ張られているのか

よく分からない上に

話しかけるような雰囲気でもなく

ただ、風を切るように

足早に歩き続けている。


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