最低男との結婚
そこには、何となく見た事のあるような顔が2人いて、


「ごめんね~
遅くなっちゃって」


「いいよいいよ。
ひとまず、自己紹介しとく?」


「あーだね。
私が、亜子で
こっちが優奈。」


「俺が、竜人で
こっちが創平。」


「あとは何の自己紹介?」


「あー・・・年とか?」


「年?って言っても
同じ学校なわけだし
まぁ、いっか。
私達は高2で
竜人達は1つ上の高3。
分かった?優奈」


「え?あ、うん。」


「分かったか?創平」


「あ、あぁ」


「んじゃ、自己紹介終わりー
後は、別行動ね」


「へ!?ちょっ、亜子!?」


亜子と竜人くんとやらは
手を繋ぎ
そそくさといなくなってしまい


残された私と創平くんとやらは


無言で立ち尽くすしかなく・・・


まさか、最初から

このつもりで
亜子は私を誘ったのかと

人間不信になってしまいそうになっている

この現実。
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