最低男との結婚
「・・・帰る」


「お、おいっ」


大輔が引き止める手を振り払い

外に出ると、

頭を冷やすように

早足で歩き続ける。



違う、こんな嫉妬いらないのに。


こんな嫌な自分、


大嫌いなのに・・・・


嫌なのに。


思うように自分の意思が
コントロールできない。


ガマンするっていう事が

全然できない。


嫉妬むき出しで

みっともないのに・・・


好きすぎて、どうすれば

私は満足できるのか、安心できるのか

自分自身で分からない。


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