最低男との結婚
呼ばれるがまま
大輔の方へ駆け寄ると


「あ、こいつ
この店の店長。」


「あ、城田って言います。」


「初めまして・・・」


いきなり紹介されても
挙動不審になってしまうわけで・・・



「言い忘れてたけど
こっちが俺の本業で
あっちは趣味」


挙動不審の私に
更に混乱するような事を
平然と私に言う大輔の顔を
ただ呆然として
見ている私。


「何だ?どうした?」


「え?意味分かんない・・」


「だから、俺の店ここ。
あっちの露店は
趣味でしてるだけ。
理解できたか?」


「え、あ・・・うん・・?」


この洋服やさんが
大輔の本業で
たこ焼きやさんは趣味・・・


理解はできてるんだけど

頭がついていかない。
< 261 / 275 >

この作品をシェア

pagetop