最低男との結婚
そして、


「やっぱ、優奈が一番
抱き心地いいな・・・」


そんな一言で、

一気に幸せになって、

キスマークを見て落ち込んで、

寝顔を見て愛しくて、


・・・苦しい。


結婚しても、


自分だけを見てくれないどころか

手すら届かない存在のように思えて、


初日から、

苦しい思いを抱え、

既に、深い眠りについている大輔の腕に

しがみつくように自分の腕を絡ませ、


「おやすみ・・・」


そう、囁くと


目を閉じた。



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