【短】《ヴァンパイア番外編》 いつでもどこでも危険です
砂糖が入っていて程よい甘さのホットミルクは、この時期欠かせないよね!


月模はブラックコーヒーだなんて、大人だなぁ。


私はコーヒー絶対砂糖かミルク入れないと、飲めないんだよ……お子ちゃまっポイな、私。


「――――葵」


「へっ?何?」


一旦マグカップをテーブルに置くと、月模が隣から話しかけて来た。


「お前……もう1回、パーティーで着たあの衣装、着ろ」


「…………ハッ?」


予期せぬリクエストに、思わず自分の耳を疑った。


月模が言う『パーティー』とは、今日の学校でのハロウィンパーティーの事だろう。
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