【短】《ヴァンパイア番外編》 いつでもどこでも危険です
「ねぇ、ちょっと月模!!退いてよ!!いきなりもう1回仮装させてベッドに押し倒すって、何考えてんのよ!!」


危険を察知して混乱する頭をどうにか冷静にし、相変わらず上から私を見下ろす月模に訴えかける。


だけど月模は面白くなさそうに顔を歪め、私の顔の横に置いてある手を拳にし、シーツにシワを作った。


「黙れよ……」


「ぅんっ………」


まだまだ抵抗したかったのに、強引に合わせられる唇。


1度離れたかと思いきや、またすぐにキスの嵐。


あまりにも絶え間無くキスされるので、段々意識が朦朧とし始めてしまった。
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