冷徹ドクターに甘やかされてます



「置いておくと子供が喜ぶんだよ。それだけだ」



「へー?本当にそれだけ?」



「お前もう黙れ」



「そういう冷たい態度ばっかしてるとそのうち陸ちゃんにも嫌われちゃうよー?この前も知らない男が陸ちゃんのこと気にかけてたらしいし」



「知らない男…?」



「お、気になる?気になっちゃいますか春田先生!」



「別に」



ーガラッ



「おい!」



そうしていると、突然部屋のドアを開けたのは高校生くらいの男。片手には松葉杖をつき、汗のにじむ姿から恐らく急いでやってきたのだろう。


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