冷徹ドクターに甘やかされてます



「飯って…いいのかそんなんで」



「うん!デートがいい!」



「デートじゃなくてただの食事な。わかった、じゃあお前夜空いてる日は?」



「えーと…明日なら夜のバイトない」



「じゃあ明日な。18時に裏口で待ってろ」



「はっはい!」



春田先生はそう簡単に約束をとりつけると、スタスタとその場を去って行く。



(…一緒に、ごはん…)

春田先生にはデートじゃない、って言われたけど…けど!どう考えても私の頭の中ではこれはデートだ



(うれしい…)



考えただけで、心がドキドキする

プレゼントなんてない、なんて顔しながら

こうして考えてくれていて

その気持ちも、すごく嬉しい





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