冷徹ドクターに甘やかされてます







「お待たせしました、目玉焼きハンバーグにライスセットでございます」



「わー!美味しそー!」



「……」



そうしてやってきた店内で、テーブルに置かれたのは綺麗な目玉焼きがのった熱々のデミグラスハンバーグ。

そのいい匂いを目の前にして、春田先生のその顔は苦い表情へと変わる



「…お前、本当にいいのか?ファミレスだぞ、ここ」



「うん!ハンバーグ大好き!」



「ハンバーグなら他の所でも…」



「どこで食べても美味しいもんっ」



そう、春田先生とやってきたのは道沿いにあったファミレス。

日頃いいお店にいくことが多いからか、さすがにファミレスはないだろうと渋る彼にいいからと腕を引きやってきたのだった。


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