冷徹ドクターに甘やかされてます
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それから数時間が経ち、窓の外の日も暮れ院内に電気がともる頃。
(ようやく帰れる…)
今日は宿直もないし様子を見るような患者もいない
数日ぶりに自宅でゆっくり寝られる、と安心感から体をぐーっと伸ばしてはロッカールームへ向かい廊下を歩いていた。
「あっ、春田先生ー!」
すると前から手を降りやってきたのは、作業着から私服へ着替え終えた陸
「陸。今終わったのか?」
「うん。春田先生ももう終わり?」
「あぁ。即帰って寝る」
「そっかぁ、添い寝してあげたいけど私はバイトが…」
「いらないから大丈夫」