冷徹ドクターに甘やかされてます
「…、」
ゆっくりと目を覚ますと、視界に広がるのは真っ白な天井
(…ここ、は…)
頭はぼんやりとするものの、体を包む柔らかな感触からここがベッドの上だと悟る。
横になったまま視線を動かすとどうやらここは個室の病室らしく、腕には点滴が繋がれ服は病院着へと変えられていた
「…目、覚めたか?」
「…はるた、せんせー…?」
するとベッドの横に立っていたのは、春田先生。
先生は少し不安げな顔でこちらを見ては、私の頭へ濡れたタオルをそっと乗せた