冷徹ドクターに甘やかされてます



「…まぁ、俺に聞いてからなら良し」



「……」



そう頭をポン、と撫でながらこぼされた小さな笑顔。

その表情に、一瞬落ち込んだ気持ちも一気に嬉しさに変わる



「っ〜…先生ー!だいすき!ラブ!!」



「ハイハイ、検診始めるぞー」



愛情表現を表すように抱きつこうとする私の腕をかわし、その姿はそっけなく奥のベッドの子供の元へと向かってしまうけれど。



彼、春田誠二先生はまだ若い小児科のお医者さん。

いつも白衣を身に纏い、少し伸びた後ろ髪を小さく結っている、大きな背に涼しげな瞳が印象的な人。


灯の体を見てくれている先生であり、そして私の大好きな人だ。



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