SUMMER SCHOOL!!





やばい!


戻らないと!!


ただでさえ授業わからないのに


一時間でも出なかったら


余計にわからなくなっちゃうよ………!!





1人であわあわと焦っていると



グイッーーーー



「ひゃっ!」


「お、おい 海輝!?」


「また後でね〜!杏樹」



いきなり腕を引かれ


半分引きづられるようにして


忍くんと瑞穂の呑気な声を


聞きながら図書館を出た。





「ちょ、っとどこ行くの!!?」


「………………」




早歩きする武下くんには


あたしの声は聞こえてないみたいだった。






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