夏色の約束。~きみと生きた日々~
最後はなつのお父さんも目を潤ませながら
『おめでとう、菜摘、碧くん』
って笑ってくれて、なつはなんだか暖かい気持ちになって。
みんなの笑顔を見ながら、幸せだなって心から思った。
そしてそのとき、なつは少しだけ、みんながひとつの家族になれたような気がしたんだ。
なつの家族と、あおちゃんの家族。
そんなふたつの家族が、ひとつの家族に。
そのことがとても嬉しくて、なつは微笑みを隠すようにそっと俯いた。