夏色の約束。~きみと生きた日々~


なつに足りなかったものは、きっと優しさでも愛情でもなく、“その人の気持ちになって考えてみること”で。


ただ、それだけ。


明日には歩けなくなるかもしれないとか、話せなくなるかもしれないとか。


今まで、全くそんなことを考えたこともなかった。


ううん、考えようともしなかった。


だって、なつにとってはそれが当たり前だと思ってたから。


でもね、あおちゃんが教えてくれたよ。


当たり前が当たり前じゃなくなることは、とても怖いことなんだって。


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