おっぱぶ☆


マナがそれを覗き込む。


「ぷっ!
シュウ、お子様ランチ食べたいの!?」


「うん!!食べたいッ!!
店長つくってー!」



居酒屋店長は困ったように言う。

「えええ;
でもこれ、ここに書いてあるように
小学生以下だけなんだよ」



よっぱらったあたしは毅然として言う。

「知ってるよ!読めるし!!
大学生舐めんなよ!」


「だったら頼むなよ笑」
マナも苦笑いだ。


居酒屋店長は助けを求めるように
譲二を見る。


譲二はその視線に気づくと、
居酒屋店長に言った。

「まぁまぁ。
作ってやってくださいよ。
店来たら、いい仕事しまっせー
なぁシュウ?」


「うん!するっ!
だからお子様ランチくだしゃいっ!」

譲二の言葉に押されて、
あたしは後先考えずにそう答えた。



「うううーん、
わかったよ。
覚えてろよシュウノスケ」

そういうと、店長は厨房に去っていった。


「やったーー!
ありがと居酒屋店長ーーッ!
愛してるーー♪♪」


あたしはそう叫び、
自分の席に座りなおした。

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