記憶
もう、なんなの?
…思ってることがあるんなら、ちゃんと言えばいいのに。
やだやだ…こんな風に、大翔を思っている自分自身も、なに考えてるのか分かんない大翔も…
イライラ最高潮で、最近のストレスからもあたしはこのあと、最悪な一言を大翔に言ってしまったんだ。
「大翔…別れたいの?」
「あ゙?」
「…だって大翔、
あたしのこと好きじゃないっぽいもんッ!!」
今までの不安やショックが、
一気に口から放出されて、あたしはとんでもないことを言ってしまった。