記憶
でも、こんなに手が冷たい…。
「…ごめんね、隼人。
いっぱいまた、迷惑掛けちゃったね…
あたし、普通に隼人好きだよ?
けど、気持ちには応えられない…
ごめんね。」
幸せそうに眠る隼人を見ていたら、思わず出てしまったひとり言。
どうせ、聞こえていないから。
だから別にこんな台詞、恥ずかしくもなんとも無かった。
…ねぇ、貴方みたいな人を、
優しい人と言うのだろうね。
無性にまた、大翔の“優しさ”を求めそうになって、苦しくなってしまった。
――早く隼人起こして気分変えよっ!!