記憶



あたしも、大人になったかなぁ。


あんなに我儘だったのに、どうしてか今は誰かのことを想って、涙できるようになって。


大翔に出逢った時はまさかここまで、こんなにも好きになるなんて思ってもみなかった。

ただ、大翔と過ごすその時が一番楽しくて、それだけでただ愛を感じて。



いつしかこんなにも、こんなにも君を大切に想うなんて…本当に、世界で一番好きだと想うだなんて。




ねぇ、だから大翔、すごいんだよ。

あたしの想像をくつがえした。




きっと、これが“運命”ってやつなんだと言われたら、信じてしまうに決まってる。




だって、きっと。

これが、“運命”なんだから。



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