ド天然!?魔女っ子の秘密
「…それにしても」


ヤツはいきなり話し出す。


「…"ガーネット"の姫君があんなに弱かったとはな…"ガーネット"も落ちぶれたことだ」


もう二度と動かない由良を見て、鼻で笑った。



俺の心には奴に対する憎悪の感情しかなかった。


由良のことを、"ガーネット"のことを、

そんな風に甘く見てんじゃ…














「あたしのこと、甘く見ないでくれる?」













「「「え…?」」」


サファイアも、俺も、美玲も、驚きの声をあげる。




周りを見渡すが、姿は見えない。


気のせいか…?

俺だけなのか…?


由良の声が聞こえたのは…


と思って美玲を見てみるが、美玲も周りをキョロキョロしていた。


と、いうことは、俺だけじゃない…
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