ド天然!?魔女っ子の秘密
「今から行くよ。

…サファイアの元へ」


二人の目を見ながら、あたしは静かに言い放つ。


「今から!?急すぎだろ!」

雅人がアタフタしている。


「昨日も言ったでしょ?出発がいつになるかは分からないと」

あたしが冷たい目で見ると、雅人は青ざめた。


っと、冷たく接しすぎたかな?

いや、でも普通よだったよね?


まぁ、気にしない気にしない!


「ちょ、ちょっと待ってて!今杖持ってくるから!」

「あ、俺も!」

美玲と雅人は自室へと飛ぶように走って行った。



朝から元気ですなー。

いやー、若いって素晴らしいですね!

朝から、それも全速力で走るなんて…青春青春っ!




杖を持って戻ってきたところで、あたしはもう1度尋ねた。


「…準備はいい?」

そろって頷いた。


「…絶対に死なないこと。いいね?」


二人は真剣な顔をしていた。
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