あたしたち佐倉探検隊
しかし、メールの返事は来ず、あたしの頭にいやぁな予感が走った。
そう思えば…

「よぉ!」

やっぱり…
あたしはガックリと肩を落としてため息をついた。
そんなあたしの様子を不思議そうに見る晃太郎。
あたしは体を起こして思いっきり晃太郎の頬を叩いた。

バチン!

いい音が鳴った。
晃太郎はいきなりのあたしの行動に頬を押さえて目を丸くした。
いやぁ~スカッとするね!

「なっ!何すんだよ!」
「うっさい。みんな揃ったことだし出発しますか!」
「ちょっ!結衣は!?」
「しゅっぱーつ!」

あたしは困っている結花姉を無視して一人で右腕をあげて叫び歩き始めた。

さぁ、いよいよあたしたちの冒険が始まる…!!
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