友人が恋人に?!・・・(短編)
1章 めぐり合い
今日は高校の入学式
電車で学校からは遠い駅まで行って
そこからバスで学校の前のバス停まで行く
私はこんな通学は初めてだ
「郁ー!」
後ろから女子の声
「おっはよー郁!今日から高校生だね!一緒のクラスだといーね!」
朝から元気なこの子は私の小学校からの友達で親友の
倖(さち)だ。
倖はいつもテンションだけ高い・・
「おはよー。今日も元気だね~・・。同じクラスかぁ~。なれるかな?」
私は朝はすっごくテンションが低い。
そんな私をいつも倖は気遣ってくれる
私は倖が大好きだ
私達は校門を潜りいよいよクラス分けの表が貼ってあるところを見に行った
私は・・3組か倖は・・
見ていると後ろから、
「よー郁!お前ココの高校だったっけ?」
と、これまた朝から元気なかんじで話しかけてきたのが
中学から一緒の修汰(しゅうた)だ。
「あれ?修汰ぢゃん?あんたこそここだったっけ?」
倖が私をかばうように言う
「うるっせーなー。俺だって一様エリートだぜ?」
もぅこの二人の毎朝の口論は中学校から変わってない・・
私と倖を見かけるたびに修汰のやつってば話しかけてくる
正直迷惑・・
「修汰何組?ゥチ等今から教室行くから。んぢゃねー。」
私はいつも修汰に冷たい返事をしてその場から逃げている・・
特に理由はないけれど・・
なぜか逃げたくなる。
そんなことを考えながら廊下を歩いて
私は何も言わずに教室の席についた時
倖が私の前に来て、
「ねぇ郁?修汰、絶対中学の時から郁のこと好きだと思うんだけど・・私の気のせいかな?」
いきなり何を言い出すのかとちょっとびっくりしていた
「いや、ありえないし・・だいたいあいつなんかいいところないぢゃん?仮に告られたとしてもそっこーNGだね」
私は倖に言われたことをかなりの勢いで否定した。
それから倖はちょっと動きを止めてから大きなため息をついた
私は倖がため息をついた意味が分からなかった・・・というか意識して聞いていなかった。
ちょっと話していると、突然修汰が教室に来た
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