Treasure~もう一度、恋~
「…有希、大丈夫か?」

「大丈夫。…って言いたいとこだけど…しんどい…」




3年間、そういう行為が無かったあたしの身体は

思っていたよりダメージを受けたようだった。



「勢いとはいえ4回もすれば立てなくなるに決まってるでしょぉ~」

「ご、ごめん。つい…」




3年前も、瞬は確かに夜の方も元気だったと思う。

でも、こんなにすごかったけ?

久しぶりだから?



「…いや、でもさ」

「ん?」



瞬は、ベッドで布団にくるまったままのあたしのそばに座った。




「久しぶりの有希は、やっぱり美味かった。」

「…!ば、馬鹿!」




満面の笑みで、そういう瞬は

まるで大好きなご主人様にじゃれつく犬のように

あたしに覆いかぶさってきた。



「ちょ、ちょっと瞬ってば、重いー!」

「はは!」

「も、もー!苦しいってばぁ!!」

「…やべ」

「え?」



動きが止まった瞬を見上げる。

微妙な笑みを浮かべたまま、フリーズしている。




「…また勃っちゃった(笑)」










< 77 / 87 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop