air-s Word


「まるで俺が泣かせたみた「あ、拓!ちょっと!葉くん泣かせてんの?」



溌剌とした声のした方向に振り返ると、そこには雫が立っていた。声を聞いただけで誰だかはすぐ分かったのだけど。



「泣かせてないわ!お前の方が説明不足じゃねえか!昨日も充分な説明もしないままで……俺と康野と菜々のこと言ってなかったろ?」



「あー……言ってなかったかもしれない」



「そういうことはちゃんと言え!これから一緒に住む仲なんだから、きちんと説明しなきゃ駄目だろ!」



「もーうるさいなぁ…いーじゃん、時間はたっぷりあるんだから急がなくても。一気に説明されたら葉君も困るでしょ」



「…お前はほんと屁理屈ばっか言いやがって…」



僕は二人のやり取りを内心ひやひやしながらただ見ていることしか出来ず、どうすることも出来ない。



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