一生の恋バナ

ミッションその2



美紅side



ここはどこ?



あれ?



誰かにおぶられてる…



類…?



顔が見えないよ…


あなたは誰…?



絢香『美紅…美紅ってば!』


目を覚ますとそこには綾香がいた。


私『え…?』


絢香『え…?じゃないよ!

昨日類が送ってきてそのまま寝ちゃったんだよ

みんなリビング集まってるから来なよっ』



さっきの…夢?だったのかな



最近夢に出てくる男の子は…誰?


類に雰囲気とか髪型とかそっくりだったけど…


顔がまだ見えてないんだよね。


私『みんなおはよー♪』


類『相変わらずおっせえなっ』


誠『おはよ。ゆっくり寝れた?』


あっ…誠…!?



昨日キス…したんだよね?



なんか、いつもと変わらないよね。



私だけか…意識してんのは。


陽介『またミッションだよ♪』


どうやらまた封筒が届いたらしい。


【はーい♪ごきげんよう☆
またまたミッションよー!!!
今回のミッションはね…接吻!!いわゆるキスというものよ。
もちろん相手は異性よ?
じゃあ頑張ってね~♪
あっ一ついい忘れた!
ミッションは今日中よ?23時59分までには終わらせないとペナルティだから~】


私『え…??これ、まぢなの?』


絢香『う、うん…しないとペナルティ…』


陽介『このミッション最高じゃん♪とっととやっちゃってクリアさせようよ♪』


絢香『陽介のばか!!そんな…簡単なことじゃないでしょ?』


って言った瞬間…


チュッ



陽介が絢香にキスをした


絢香『し、信じらんない!!』



絢香は涙目になっている。



陽介『だってキスなんて外国じゃ挨拶がわりじゃん?泣くことないっしょ!』


絢香『ここは…日本だ~!!!』



なんて言って部屋に行ってしまった。



かんな『陽介くん今のはひどいよ…』


私『うんうん…謝ってきなよ』


陽介『ちぇっ…』


そういいつつも陽介は絢香の部屋に向かったようだ。


しーん…


私『あみだくじで決めちゃう??』


類『は?ばかじゃねえの?』


私『だよね…ハハハ』


また沈黙。


そしたら、


かんな『ねえねえ、類くんっ』



って言って肩をとんとんして



チュッ…



類『は?お前さっき陽介に言ってなかったか?』



かんな『でも…こうしないとすすまないでしょ?』


え…



類とかんなちゃんがキス…


なんで私…ショック受けてんの?


こういうときこそ笑うんだ…

私『ハハハッ!!かんなちゃんいきなりすぎっ!!』


かんな『だってキスするなら

類くんがいいなって♪

少なくとも陽介くんみたいに

軽い気持ちでしたわけじゃ…ないよ?』


類『…』


なんで、類なにも言わないの…


もしかして、類は

かんなとでもよかったのかな??



これで、私と誠がミッション成功してないことに…




ミッション終了まで



残り12時間。











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