あたしはウサギ。~飼い主は悪魔さん~



泣きながら告白現場を見てると、また急に鳴るスマホ。




「!?」




静かな校舎裏に響く。




ビックリしたように、あたしの方を見つめる赤いマフラーの女の子。




どうする?!




バレないようにって言われたのに、バレてしまった…。




どうしよう、どうしようとグルグル考えているうちに、隼斗くんの声がした。










「ごめん。」




「え?」







「あそこでこっち覗いてるの、俺の彼女なんだよね。」





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