キラキラ輝く夜
いつもの私なら間違いなくここで、「一緒に過ごしましょうよ!」と誘う。


でも、クリスマスは特別な日だから、軽く誘うことが出来なかった。


「おひとりさま」なクリスマスが近づいていて、キラキラ輝く街を歩くのが虚しかった。


そんな時に現れたキラキラメール。


もしかしたら、冗談で「嘘だよー」なんて、言われるかもしれない。


会って確認しなくちゃ。


しかし、構内どこを探しても幹也先輩が見当たらない。


普段なら1日1回はどこかですれ違うのに。

サークルに行ってもいなかった。

探しているうちにクリスマスイブの2日前になってしまった。

ドタキャンされたら、困る!


急いで連絡を取ろうとした。


‘幹也せんぱーい、今どこにいますか?’


‘内緒。絶対に探すなよ’
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