*snow magic*


うそ、だろ?


びっくりしてんのと動揺してんのが伝わったのか

美鈴はふわりと笑った


「いきなりでごめんね?」


「いや、大丈夫。」


返事しなきゃだよな、、、


でも、ほんとのこと言うと美鈴が傷つくかも、、、



「聖也、自分の気持ちを正直に言って?あたしが傷つくとか考えなくていいから」


この言葉を聞いたとき、あいつの顔がちらついた


そーだな、やっぱ俺はあいつが好きなんだな、、、


「わりぃ。お前の気持ちには応えられない。やっぱ、おれはあいつのことが、、、」


「、、、わかった。ほんとの気持ち言ってくれてありがと。これであたしも前に進める勇気がついた!じゃぁ、またねっ!」



そう言うと美鈴は公園から去っていった



とても綺麗で、とても儚げで、とても悲しそうな

笑顔を残して





あいつに告る勇気がついた



「美鈴、ありがとな」

俺の呟きは
誰もいない公園に消えてった




*聖也side end*
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