馬鹿な私をもらってください。
*幼い頃の約束*

~理彩~

あれは、多分…6年前。


私が小学校4年生になったばかりの頃。


その日のおやつは私の大好きなプリンで。


私はうきうきしながらスキップで家に帰っていた。


「ただいま~」


玄関の扉を開けて、私は見慣れない靴を発見して、急いでママを呼んだ。


「ママ?誰か来てるの??」


「あら。お帰りなさい。理彩(りさ)、」


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