『イロモノなアタシⅡ 小鬼更正計画』
「大事な息子が遅刻する所やったんやで、これからは気ぃ付けや」
「はい、失礼しました」
「もうちっとマシなの、寄越さんかい。何やこのチンチクリンは」
チンチクリンで済みません、レイナさんは背も高いし顔もモデル並み。
デブスは、ひたすら謝るしかない。
「まあええわ、帰りは頼むで」
「はい! 」
社用車で会社に戻ると、昨夜あまり読んでいなかった彼らの資料を読みふける。
そこには、取り扱い注意書きも添えられていた。
『毎朝、自宅から学校ま
で必ず送る事。
帰りも同じ、ただし
仕事の場合は、現場から
家まで送り届ける。
万里也は、一度機嫌を
損ねると平気で仕事を
すっぽかす。
必ず、ご機嫌取りを
する事。
秀一郎は、勉強の邪魔
をされるのを一番嫌が
るので、仕事の時間ま
では放置して置く事。
喫煙・飲酒・女性との
交友に関しても黙視を
する事。
(ただし、周囲に漏れ
ない様に注意)
ファンの接近に関して
は、最大の注意を払う
事。
(サインはさせない、
プレゼントも受け付
けないように)
いつでも呼び出しが
あった際には、至急対応
をする事(遅れは許され
ない)
楽屋に必ず2人が好きな
飲み物(万里也は、
ペップスnext・秀一郎
は、おいひぃミルク)
を用意する事 etc.』
「はい、失礼しました」
「もうちっとマシなの、寄越さんかい。何やこのチンチクリンは」
チンチクリンで済みません、レイナさんは背も高いし顔もモデル並み。
デブスは、ひたすら謝るしかない。
「まあええわ、帰りは頼むで」
「はい! 」
社用車で会社に戻ると、昨夜あまり読んでいなかった彼らの資料を読みふける。
そこには、取り扱い注意書きも添えられていた。
『毎朝、自宅から学校ま
で必ず送る事。
帰りも同じ、ただし
仕事の場合は、現場から
家まで送り届ける。
万里也は、一度機嫌を
損ねると平気で仕事を
すっぽかす。
必ず、ご機嫌取りを
する事。
秀一郎は、勉強の邪魔
をされるのを一番嫌が
るので、仕事の時間ま
では放置して置く事。
喫煙・飲酒・女性との
交友に関しても黙視を
する事。
(ただし、周囲に漏れ
ない様に注意)
ファンの接近に関して
は、最大の注意を払う
事。
(サインはさせない、
プレゼントも受け付
けないように)
いつでも呼び出しが
あった際には、至急対応
をする事(遅れは許され
ない)
楽屋に必ず2人が好きな
飲み物(万里也は、
ペップスnext・秀一郎
は、おいひぃミルク)
を用意する事 etc.』