『イロモノなアタシⅡ 小鬼更正計画』
向島先輩は、あたしに代わりスタッフの皆さんに挨拶回り。
少しは楽になったが、2人のワガママは果てしない。
「何や! このうどん」「黒い」
関東と関西の食文化は違うんだよ、君達。
いっその事、汁を水で薄めてやろうかと、丼を手にして廊下に出たら、敬介が向こうからやって来た。
「鳴瀬さん」
声を掛けてみたけど、何にも応えてくれない。
そこまで嫌われたのか、あたしは。
「この間は、すみませんでした」
これならどう? ダメ?
長い足は、スタスタと目の前を通り過ぎる。
やっぱり、振られたみたいだ。
そうだよね、体の関係も結婚の約束すら守れないデブス女だもんね。
敬介、でもまだあたしは大好きなんだよ!
例え担当芸人の敵でも、謝ってるのに振り返ってくれなくても。
やっぱり、メール位はしてお詫びしなくちゃ。
2人に代わりのうどんを届け、携帯を出す。
少しは楽になったが、2人のワガママは果てしない。
「何や! このうどん」「黒い」
関東と関西の食文化は違うんだよ、君達。
いっその事、汁を水で薄めてやろうかと、丼を手にして廊下に出たら、敬介が向こうからやって来た。
「鳴瀬さん」
声を掛けてみたけど、何にも応えてくれない。
そこまで嫌われたのか、あたしは。
「この間は、すみませんでした」
これならどう? ダメ?
長い足は、スタスタと目の前を通り過ぎる。
やっぱり、振られたみたいだ。
そうだよね、体の関係も結婚の約束すら守れないデブス女だもんね。
敬介、でもまだあたしは大好きなんだよ!
例え担当芸人の敵でも、謝ってるのに振り返ってくれなくても。
やっぱり、メール位はしてお詫びしなくちゃ。
2人に代わりのうどんを届け、携帯を出す。