眼鏡の奥に潜む甘い甘い悪魔
『さっきも言ったけど引き受けたの俺。だから謝るな、嫌なら引き受けない』
そう淡々と話すと
スタスタと自分の席へ帰り支度を
始めに戻ってしまわれた。
確かにそうですが
後悔するってことが人間
誰しもあるじゃない?
城田くん、もしかしたら
今はなくともこの先だって
その後悔がやってくる可能性もあるのですよ。
そう思いながら
私も帰り支度を始める。
『……眞田、家どこ』
帰り支度が終わった時
頭上から聞こえる声に顔を上げる。
城田くんが眼鏡をクイッとあげて
いつもの無表情で聞いていた。
『あ、バスで3つほどのところ』