眼鏡の奥に潜む甘い甘い悪魔


『さっきも言ったけど引き受けたの俺。だから謝るな、嫌なら引き受けない』



そう淡々と話すと
スタスタと自分の席へ帰り支度を
始めに戻ってしまわれた。


確かにそうですが

後悔するってことが人間
誰しもあるじゃない?


城田くん、もしかしたら
今はなくともこの先だって
その後悔がやってくる可能性もあるのですよ。


そう思いながら
私も帰り支度を始める。



『……眞田、家どこ』



帰り支度が終わった時
頭上から聞こえる声に顔を上げる。


城田くんが眼鏡をクイッとあげて
いつもの無表情で聞いていた。



『あ、バスで3つほどのところ』



< 24 / 196 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop