魅惑のキスネコ!【完】
「カナが注文してね。
俺これ」
メニューを指差してあたしに言う。
「自分で注文しなさいよ。
てかレストランの入り方とかどこで覚えたのよ」
「テレビの真似。簡単簡単。
でも注文はよくわかんないからやってね」
マイペースすぎる・・。
あたしはため息をつきつつも
自分の分とポパイの分を注文した。
「ねぇポパイ、聞きたいことがいっぱいあるんだけど。」
「ん?何?」
ポパイは肩肘を突きながらあたしを見つめる。
あたしはきょろきょろと周りを見回し
テーブルに身を乗り出す。
「何で人間になったの??」
ポパイは目をきょとんとさせ、少し考え込む。