魅惑のキスネコ!【完】
ピンポーン
「え!もう!?」
30分もしないでドアベルが鳴った。
「ちょっちょっと待ってー;」
リビングで片付けを続けるあたしの代わりにジンが出る
「開けちゃうよー?」
「う、うん!」
玄関のジンに返事をしつつ
あたしは掃除機をしまう。
ガチャッ
「よぅ!いらっしゃい」
「お兄ちゃん久し振り!」
サヤカちゃんの声が聞こえて
あたしも玄関に向かう
「いらっしゃい、サヤカちゃん!」
「あ、カナさん。ご無沙汰しています。
急に来てごめんなさい」
サヤカちゃんがペコっとお辞儀をした。
「うぅん!全然大丈夫だよ、
さ、入って入って!」
あたしがそう言うと
サヤカちゃんは顔を上げてにっこり笑う。
「ありがとうございます!」
頭のてっぺんでゆるく結んだお団子ヘア。
ナチュラルなメイクは決してやりすぎず、今時の高校生らしくてとっても可愛いらしい。
あたしはそんなに喋ったことないけど、ジンの妹だけあっていつ見ても素敵な女の子だ。