シロップ×シロップ  【完結】
ガチャッ、と音がして、診察室から白髪の医者が出てきた

「どっ、どうでしたか!?」
あたしは長イスから立ち上がり、医者の元へ駆け寄った

医者が、あたしとユーシンの顔を交互に見る

「どっちにも似とらんな・・・というか、人種が違う。お前達の子じゃないのか?ユーシン」

「ちげーよ」
ユーシンは肩をすくめた

「その様子じゃ、リオ大丈夫そうだな?」

「ああ。いま解熱剤を打っといた。心配なら一晩預かるが」

二人は知り合いみたいだった

「・・・だってよ」
ユーシンがあたしを見る

「え・・・?」

「一晩預けるか、お前が決めろよ。管理人」
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